馬刺し(馬肉)の栄養価を徹底解説~牛肉・豚肉・鶏肉との比較付き~

By 馬刺しの達人ガイド編集部 | 2017年7月1日

お店で食べると良いお値段がする馬刺し。お取り寄せをすると、たくさんの量をお値打ちで手に入れることができます。 ただ、お取り寄せするときに気になるのが「一緒に食べる人の好き嫌い」ですよね。一緒に食べる人のことを考えると、相手が食べようとしてくれるかが不安…というときには、栄養価を学び馬肉が牛肉・豚肉と比べどんな魅力があるのかをしっかりと伝えられるようになりましょう!

【馬肉・牛肉・豚肉・鶏肉】栄養価比較表

まずは、馬肉の栄養価を見てみましょう。牛肉・豚肉・鶏肉などのお肉に比べてどんな特長があるのでしょうか。

※スマホからの場合、表は横にスクロールできます。

100gあたりの含有量

  馬肉 1) 豚肉 2) 牛肉 3) 鶏肉 4)
タンパク質 20.1g 22.1g 20.7g 18.8g
脂質 2.5g 3.6g 10.7g 3.9g
炭水化物 0.3g 0.2g 0.6g 0.0g
カルシウム 11mg 4mg 4mg 5mg
鉄分 4.3mg 0.9mg 2.7mg 0.7mg
亜鉛 2.8mg 2.2mg 4.4mg 2.0mg
ビタミンA 9μg 3μg 0μg 18μg
ビタミンD 0.0μg 0.1μg 0.0μg 0.0μg
ビタミンK 2μg 2μg 4μg 36μg
ビタミンB1 0.10mg 0.96mg 0.09mg 0.08mg
ビタミンB2 0.24mg 0.23mg 0.22mg 0.22mg
葉酸 4μg 2μg 9μg 14μg
コレステロール 65mg 66mg 68mg 92mg

1)馬・赤肉 2)豚もも・赤肉 3)和牛もも・赤肉 4)若鶏もも

※参照元:食品栄養成分表2015年版

 

上記の表から見てわかるのは、馬肉が他のお肉に比べて「脂質が少ない」「鉄分が多い」「カルシウムの量が多い」ということです。

 

それでは、その特長が私たちの体にどんな影響を及ぼしてくれるのかを解説します。

豚肉・牛肉・馬肉・鶏肉イメージ

 

馬刺しの脂質は牛肉・豚肉に比べて体脂肪になりにくい

馬肉の特長の一つは、高たんぱくで低脂肪なお肉であることです。低カロリーなことで有名な鶏のむね肉と比べても、脂肪が少ないのがお分かりになったと思います。牛肉・豚肉と比べてみると違いの大きさに驚いてしまうくらいの差です。

 

また、脂質の中にも酸化しやすい脂質と酸化しにくい脂質があるのですが、馬肉には酸化しにくい不飽和脂肪酸の割合が多く、飽和脂肪酸が少ないという検査結果があります。酸化しやすい動物性の飽和脂肪酸が体内に多いと、蓄積されて体脂肪が増える原因になってしまいます。動物性飽和脂肪酸の少ない馬肉は、体脂肪が増えにくいお肉なのです。

 

馬肉において注意すべき点は、タテガミや霜降りのお肉の部位。脂身の多い部位なので少量を食べる程度なら良いのですが、食べすぎは禁物ですよ。

 

馬刺しはほかのお肉よりも高カルシウム

馬肉と牛肉・豚肉・鶏肉の栄養価を比べてわかることの2つ目が、カルシウムが他のお肉の2倍以上も含まれているということ。カルシウムは日本人が不足している栄養素の一つです。

 

「2倍以上」と聞くと、カルシウムが豊富だと思われがちですが、このカルシウム量は日本人の1日に必要なカルシウムの量に比べるとほんの少しの量なのです。

ただ、現代の日本人のほとんどはカルシウム不足と言われています。少量だけでもほかのお肉よりも多いということを考えると、馬肉を食べたほうが健康のためには良いですね。

 

馬刺しは牛肉・豚肉に比べて鉄分が多い

馬肉には、鉄分が多いという特長もあります。

「日本人の食事摂取基準(2015 年版)」において、1日に必要な鉄分量は成人男性で7.0㎎、成人女性は6.0㎎(月経があるときは10.5㎎)とされています。女性は慢性的な鉄分不足の人も少なくはありませんので、積極的な鉄分補給をお勧めします。

 

馬肉には、大事な鉄分が100g中に4.3mgも含まれているのです。なんと、この数値は鉄分補給の代名詞でもある牛レバーの4.0㎎や、アサリの3.8㎎よりも多い数値です。レバーが苦手な人や、あさりの調理が難しいと思う人には馬刺しはとても簡単な摂取方法ですね。

(妊婦の生肉摂取は勧められませんので注意してください。)

 

「グリコーゲン」が豊富

栄養価の表には載っていませんが、論文によると馬肉はほかの肉を寄せ付けないほどのグリコーゲンを含んでいるとされています。

グリコーゲン量の比較(100gあたり)

馬・赤肉 牛・赤肉 豚・赤肉 鶏ささみ
2290.4 674.5 432 98.2

※参照 https://repo.kyoto-wu.ac.jp/dspace/bitstream/11173/1081/1/0100_014_002.pdf

 

疲労回復効果があるグリコーゲンは、「体内で血糖値を調節する役目がある貯蔵性のエネルギー」というとわかりやすいのではないでしょうか。味覚に及ぼす特長としては、グリコーゲンそのものに味があるわけではないのですが、他のうま味成分を引き立てる役目をしてくれます。馬肉が他のお肉とはまた違った美味しさを持っている理由の一つが、グリコーゲンが豊富だからというわけなのです。

 

気になる馬肉のカロリーは?

以上のことから、馬刺しが牛肉・豚肉に比べて栄養価が高いということがお分かりになったかと思います。しかし、「栄養価が高い」ということは、あまり摂取したくない「カロリー」も高いのかどうかが気になるところ。

 

馬肉のカロリーが牛肉・豚肉・鶏肉などのお肉に比べてどう違うのかをチェックしてみましょう。

100gあたりのエネルギー比較

単位:kcal

馬・赤肉 豚もも・赤肉 和牛もも・赤肉 若鶏もも
110 128 191 116

※参照元:食品栄養成分表2015年版

 

なんと、馬肉は低カロリーで有名な「鶏もも肉」よりもカロリーが低いのです。栄養価の面でも優れ、ダイエットの強い味方にもなる馬肉は「ヘルシーミート」とも言われているほどなのです。

 

ぜひ馬肉をお取り寄せしてみてください!

馬刺し

自分が好きな馬肉だけど、他の人も食べられるだろうか…という心配は無用。

きっとあなたも最初の一口を口に入れるときはドキドキしたと思いますが、一度食べれば馬肉を好きになるという人は多いのです。

 

そして、なによりも低カロリーで栄養素豊富ということが一番のポイントです。

へルシーミートである馬肉をぜひ、お取り寄せしてご家庭でも楽しんでみてください!

 





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